毎年7月23日には、阿賀野市やその近隣地域で、子供達が主役の地蔵祭りが行われます。阿賀野市(旧笹神村)上蔵野でも古くからの風習が残っており、近隣の集落では廃れてきている地蔵様祭りが今も続いています。
7月23日は、公立学校の終業式の前日とあって、夜遅くまで子供達も灯籠のロウソクを代えたり、灯したりと大活躍です。
灯籠が続く先には地蔵堂があり、真新しい深紅の前垂れをしたお地蔵様が二体安置されています。この場所は今でも”焼き場”と言われ、昭和30年頃まで実際に火葬が行われていた所です。ここでは、小正月(従来は1月15日で固定、最近では成人の日の前後)に、”さいの神”の行事も行われます。
お地蔵様(地蔵菩薩)は、釈迦入滅後56億7000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの仏様が不在の期間中、六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道)を輪廻する衆生を仏様に変わって、救ってくれるそうです。(輪廻の考え方では、我々人間は人間界に生きている衆生とういう事ですが、お地蔵様は、特に子供達を救ってくれるそうです。)
広辞苑によると、「地蔵菩薩」は梵語でksitigarbha(クシティガルバ)とあります。クシティは大地、ガルバは蔵を意味していることから地蔵と漢字が当てられたようです。(あちこちのホームページで調べた限りでは、概してこのような説明でした。)
また、地蔵菩薩の縁日は旧暦で7月24日ですが、関西地方では一月遅れの新暦で8月24日に地蔵盆と呼ばれる行事が行われるそうです。阿賀野市では、その夜宮として前日に地蔵祭りが行われるのかも知れません。
ちなみに、旧暦と新暦については、海上保安庁やこよみのページが参考になります。なお、こよみのページによると、旧暦の2006年7月24日は新暦の8月17日になるので、温暖化の影響などがあるにしても、昔とほぼ同じ季節に関西地方の地蔵盆が行われている事になります。