白鳥の湖 瓢湖は新潟県阿賀野市で最も有名な観光スポットです。

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白鳥の湖 瓢湖(ひょうこ)に白鳥がやってきました
 瓢湖は新潟県阿賀野市で最も有名な観光スポットです。下の写真は、平成17年10月26日(水)の夕方に撮影しました。白鳥の数は少なく、羽を休めているのはいるのは殆どがカモ類です。”白鳥の湖”なのに白鳥が少ない理由は、殆どの白鳥たちが、日中近隣の田んぼにでかけ、粃(しいな=実が入っていない米の籾殻)を食べているからです。
 遠くから村杉温泉や出湯温泉など五頭温泉郷へお泊まりになる観光客も瓢湖に立ち寄ってくれていますが、大抵の白鳥たちは出稼ぎ(えさ探し)に行って留守なのでちょっと申し訳ないような気がします。
 「阿賀野市の観光」のページの「白鳥の湖 瓢湖」もどうぞ。
白鳥の湖 瓢湖(ひょうこ)

瓢湖の白鳥(オオハクチョウ)
 下の写真は、阿賀野市上高関(旧笹神村)のたんぼで撮影したものです。旧水原町にある瓢湖からは直線距離で約4km離れているところです。因みに、この付近は、海抜約5mの田園地帯で新潟コシヒカリの単作地帯でもあります。

 また、昭和50年代に付近で遺跡の調査が行われ、古墳時代から中世までの遺物が発見されました。古墳時代の古式土師器を主体として、須恵器や須恵器系中世陶器が発掘されたそうです。 この上高関遺跡は、旧折居川の氾濫源に島状に点在する微高地に営まれたものだそうですが、耕地整理された現在のたんぼの下約1.5mの砂層に遺物が眠っていたそうです。
(参考文献:笹神村史 資料編1 原始・古代・中世)
たんぼでエサをついばむコハクチョウ

コハクチョウ
 下の写真のように瓢湖には、クイナ科のオオバンもやってきていました。この水鳥には、白い額板があるため他のガンカモ科の水鳥たちと容易に区別がつきます。嘴が白いことも特徴的で、黒っぽい体と対照的です。
 クイナ科では、絶滅の危機が叫ばれている沖縄本島のヤンバルクイナが有名ですが、ともにツル目に分類されます。

 一番下の写真は阿賀野市笹神地区で撮影したオオヒシクイです。100羽以上のコハクチョウの群れの中に8羽のオオヒシクイが混じっていました。
 オオヒシクイは、阿賀野市の北東部の福島潟(=ふくしまがた、新潟市(旧豊栄市)および新潟県新発田市(しばたし、旧豊浦町))を本拠地としており、瓢湖の白鳥と同じように、日中は近くのたんぼにエサを求めてやってきます。
クイナ科のオオバン

マガンの仲間、オオヒシクイ

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