五泉市の山葵(ワサビ)と野草たち
  新潟県五泉市の旧中蒲原郡村松町の山あいでは、四月に入ると山葵(ワサビ)やカタクリ、ショウジョウバカマなどをあちらこちらで見かけることができます。
  下の写真は、平成19年4月7日に早出川の支流近くで撮影したワサビやカタクリです。この時期はソメイヨシノの開花前ということもあって、枯れ草色の山野では貴重な被写体となっています。

  ワサビはアブラナ科(双子葉植物 離弁花類)の多年草ですので、ダイコン、カブラ、カラシナ(この種でからしを作る)、キャベツ、ハクサイ、春の七草のナズナ等の仲間ということになります。野生のワサビは本州、四国、九州、樺太に分布しており(保育社、原色日本植物図鑑)、 静岡県や長野県などで栽培されているワサビは、品種改良されたもので「真妻」「達磨」「島根」など数多くの品種があるそうです。これらの栽培品種の栽培は難しいそうですが、野生のワサビは清流どころか杉林の脇など結構日当たりの良いところでも自生しています。

 花は白い十字花で、光沢のある葉はハート型で縁に鋸歯があります。但し、花を付ける茎の葉は三角形をしています。
 野生のワサビの地下茎は小指ほどの大きさしかないため、お刺身にはちょっと使えませんが、茎や葉は粕漬けや醤油漬けとしておいしく戴けます。

 


                       このカタクリは、上の写真のワサビのす
                       ぐ近くに自生していたものです。
                       カタクリは、ユリ科の多年草で、料理に
                       使う片栗粉は、元来、カタクリの根茎か
                       ら採取したものです。
                       ただし、現在の売られている片栗粉の
                       ほとんどはジャガイモから採ったもので
                       す。












 下の写真は、やはり、旧新潟県中蒲原郡村松町(現在新潟県五泉市)の
水芭蕉公園で同日に撮影したものです。
 見頃を迎えた水芭蕉(ミズバショウ)を求めて、平日というのに大勢の観光客が訪れていました。
 下の3枚の写真は小振りの水芭蕉と猩々袴(ショウジョウバカマ、ユリ科)、雪割草(ユキワリソウ)です。
 ただし、雪割草(ユキワリソウ)と一般的には呼ばれていますが、正式には、キンポウゲ科のミスミソウ(Hepatica nobilis)やスハマソウとのことです。左下の紫の花は葉の先が尖っているのでミスミソウ、右下の白花は花も葉も先端が鈍頭形状なのでスハマソウかも知れませんが、変種かも知れません。また、ひょっとして、栽培品種を定植したものかも知れませんが、素人の私には判断が付きませんでした。










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