新潟県五泉市の旧村松町の山あいでは、四月になると山葵(ワサビ)やカタクリの花が咲き出します。

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五泉市の山葵(ワサビ、アブラナ科)
平成21年新潟県阿賀野市の筆者自宅で撮影
  新潟県では、五泉市の山あいに限らず、山中の清流に山葵(ワサビ)をよく見かけます。とは言え、民家脇の小川の土手や杉林の中に生えていたりもします。
 杉林に生えるのなら清流は不要ではないかと考え、筆者自宅の竹藪の南側に山葵(ワサビ)を平成19年4月に一株を植えてみました。

  その年の夏には直射日光に晒され、萎ぶれる(しなぶれる。=しおれ、弱る)ことはありましたが、翌20年4月には、1株が10株ほどに増えていました。

 このことから、野生の山葵(ワサビ)には特別な清流が必要な訳ではなく、適度な水と日陰があれば繁殖すると言うことがわかりました。

 下の写真は、平成21年3月21日に撮影した筆者自宅の竹藪で繁殖した山葵(ワサビ)の二世です。
一年間でこんなに見事に成長しました。
 また、同じ二世は長野県の軽井沢でも元気に繁殖中です。

 以上のように、自然条件が過酷な新潟県阿賀野市と長野県軽井沢町でも生育する山葵(ワサビ)には、とても強い繁殖力があることがわかります。

       ワサビ
            ワサビの花
平成19年4月7日新潟県五泉市旧村松町の山あいなどで撮影
  新潟県五泉市の旧中蒲原郡村松町の山あいでは、四月に入ると山葵(ワサビ)やカタクリ、ショウジョウバカマなどをあちらこちらで見かけることができます。
  下の写真は、平成19年4月7日に早出川の支流近くで撮影したワサビやカタクリです。早出川の支流といっても、チョロチョロと流れる小川が脇を流れるくの杉林の中に自生していました。この時期はソメイヨシノの開花前ということもあって、枯れ草色の山野では貴重な被写体となっています。

  ワサビはアブラナ科(双子葉植物 離弁花類)の多年草ですので、ダイコン、カブラ、カラシナ(この種でからしを作る)、キャベツ、ハクサイ、春の七草のナズナ等の仲間ということになります。野生のワサビは本州、四国、九州、樺太に分布しており(保育社、原色日本植物図鑑)、静岡県や長野県などで栽培されているワサビは、品種改良されたもので「真妻」「達磨」「島根」など数多くの品種があるそうです。これらの栽培品種の栽培は難しいそうですが、野生のワサビは清流どころか杉林の脇など結構日当たりの良いところでも自生しています。

 花は白い十字花で、光沢のある葉はハート型で縁に鋸歯があります。但し、花を付ける茎の葉は三角形をしています。
 野生のワサビの地下茎は小指ほどの大きさしかないため、お刺身にはちょっと使えませんが、茎や葉は粕漬けや醤油漬けとしておいしく戴けます。
 ただし、生の葉や茎を噛んでみてもほんのりとした辛みがあるだけですので、湯がいたり、氷水で冷やしたりとそれなりの手間をかけなければツーンとした辛みは出てきません。

                     五泉市のワサビ
 このカタクリは、上の写真のワサビのすぐ近くに自生していたものです。なかなか大きな群生地が見つかりません。大きな群生地は新潟県岩船郡関川村にあり、高瀬温泉の古川館のホームページにその写真を掲載しています。
 カタクリは、ユリ科の多年草で、料理に使う片栗粉は、元来、カタクリの根茎から採取したものです。
ただし、現在の売られている片栗粉のほとんどはジャガイモから採ったものです。

                     五泉市のカタクリの花
 下の写真は、やはり、旧新潟県中蒲原郡村松町(現在新潟県五泉市)の水芭蕉公園で同日に撮影したものです。
 見頃を迎えた水芭蕉(ミズバショウ)を求めて、平日というのに大勢の観光客が訪れていました。
 下の3枚の写真は小振りの水芭蕉と猩々袴(ショウジョウバカマ、ユリ科)、雪割草(ユキワリソウ)です。
 ただし、雪割草(ユキワリソウ)と一般的には呼ばれていますが、正式には、キンポウゲ科のミスミソウ(Hepatica nobilis)やスハマソウとのことです。左下の紫の花は葉の先が尖っているのでミスミソウ、右下の白花は花も葉も先端が鈍頭形状なのでスハマソウかも知れませんが、変種かも知れません。また、ひょっとして、栽培品種を定植したものかも知れませんが、専門外の私には判断が付きませんでした。

       五泉市の水芭蕉公園

       水芭蕉公園のショウジョウバカマと水芭蕉
   
      水芭蕉公園の雪割草 水芭蕉公園の雪割草

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